レッスンについて
音楽はヒトの感性に働きかけ、癒しや高揚感などを生み出し、私たちの毎日を豊かにしてくれます。古くは先史時代から、人は音楽を楽しむために様々な楽器を発明してきました。ピアノもその一つです。ピアノは鍵盤を叩くだけで、誰でも簡単に音が出せます。ピアにノは88鍵の鍵盤があり、7オクターブ1/4にわたる音域(約20Hz~4200Hz)を持っています。これはヒトが聞き分けられる全音域とほぼ同じです。
その音域の広さから、ピアノはオーケストラのかわりを務めることもあります。また、両手を使うとメロディーと伴奏を同時に演奏できます。ピアノは一台で、メロディー、リズム、ハーモニーという音楽の三つの要素を全て表現できるのです。そして、指先のタッチやペダル操作により、軽快な音から重厚な音まで、自分の好きな音が表現できます。
ピアノで音楽を奏で、自ら楽しみまた周りの人と共有する。ピアノが発明された300年前から現代に至るまでに、数多くのピアノ名曲が作られ、人々は音楽を楽しんできました。私たちもその楽しみを手にすることができます。色々な曲が弾けるようになると楽しいものです。弾きこなすにはそれなりの練習も必要です。当教室は、練習も楽しめるように、一人一人に合わせたレッスンを心掛けています。
レッスンが進むにつれ、演奏できるレパートリーが増え、音楽の世界が広がっていきます。標準的なレッスンでは各学年で、下のような曲が弾けるようになります。
幼児(年中、年長):かえるの合唱/演奏例、きらきら星、ミッキーマウスマーチ、小さな世界、
小1:小人のマーチ/演奏例、土人の踊り、ドレミの歌、くまのプーさん、
小2:茶色のこびん/演奏例、ひまわりの約束、美女と野獣、
小3:セレナード(グルリット)/演奏例、プレリュード(フック)、
小4:ポルカ(チャイコフスキー)、ガボット(バッハ)、湖上にて(ホフマン)、
小5:エリーゼのために(ベートーヴェン)、ロマンス(メンデルスゾーン)、
小6:ワルツ(ショパン)、トルコマーチ(モーツァルト)、愛しい五月よ(シューマン)、
中1:小犬のワルツ(ショパン)、エチュード(同)、楽興の時(シューベルト)、
中2:イタリア協奏曲(バッハ)、幻想即興曲(ショパン)、もみの木(シベリウス)等