ウィーンは、ローマの軍営地が設営された紀元1世紀頃から歴史に登場します。5世紀以降、ローマの衰退に伴いゲルマン族など、東方諸民族の侵入が続きました。9世紀にフランク王国の影響下に入り10世紀以降は神聖ローマ帝国により統治されました。13世紀以降からウィーンはハプスブルグ家が支配します。ハプスブルグ家の支配は、オスマントルコによる包囲やナポレオンの侵略を受けながらも20世紀初頭まで続きます。ウィーンは10世紀頃から音楽の中心地であったようですが、特に18世紀から19世紀にかけてのハプスブルグ家の宮廷を中心に、ウィーンに多くの著名な音楽家が集い、現在親しまれている多くの音楽が生み出されました。ウィーンで活躍した代表的な音楽家として、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、シュトラウス一家、ブラームス、マーラーなどが挙げられます。このページでは、これらの音楽家のウィーンにおける足跡を紹介します。